あなたの枕を再チェック!頚椎ヘルニアとの深い関係が明らかに!

皆さんもご存知のように、体の場所の中でも首というところは大変な負荷がかかっている場所と言ってよいでしょう。その細い場所には食道や気管といったものの通り道であったり、7つの頚椎に守られた脊髄が通っていたり、大切な脳へ栄養や酸素の入った血液を送り込むための血管が通っていたり。少し考えただけでも、首という場所の重要性がわかると思います。さらに、首はその細い構造の上に「脳」というとても重く大きな荷物を載せ、その向きを変えたりするなどしています。その負担はとても大きいものでありますから、小さな頚椎や周辺の構造に無理がかかり、椎間板などの変形を引き起こしやすい場所といえるでしょう。

椎間板は、頚椎を横に切ってみると、首の前のほうに位置していることがわかります。そのため、頭が前に出ると、椎間板にも大きな負荷がかかるということになります。したがって、頚椎ヘルニアを患った場合は、極力「下を向く」姿勢を避けることが重要となってきます。本を読んだり、パソコンで作業をしたりする際には、本を持ち上げたり、モニターの角度を調整したりして、できるだけ視線を水平に近く持ってきましょう。しかしながら下向きが禁物だからといって極端に上に持ち上げて反り返ることは腰などにも負担がかかり逆効果です。

夜寝る際にも、高すぎる枕は「視線を下向きにする」ことと同じ効果をもたらします。できれば枕はこぶしを握った時の高さ程度の低いものを選びましょう。または枕ではなく適度な高さに折りたたんだバスタオルなどに替えるのもよいでしょう。枕を当てる場所は頭ではなく、首を支えるために首の後ろに当てると効果的です。

枕の素材にも気を配りたいポイントです。頚椎ヘルニアの方に向いている枕は「その人に合った調節ができる」ことであると思いますので、頭を乗せたときにしっかりと首や頭の周りに沿うように枕の中身が1つではなくビーズ状に動き回ることが大切です。また、中身の出し入れが楽なものであれば、中身が多すぎれば減らしたり、反対に少なすぎれば追加したりできます。したがって、よくあるウレタン製の「低反発枕」などは1枚のウレタンの板で出来ているものですからお勧めはしていません。

夜は身体を休める大切な時間ですが、不調が出やすい時間でもあります。しっかりと安眠できると、体の不調も改善しやすくなります。質の良い眠りを手に入れるためにも、枕選びは慎重に行いたいものですね。


このページの先頭へ