つらい頚椎ヘルニアから逃れるための最新の治療法を紹介します

首や肩から来る痺れや痛みが酷く、頚椎ヘルニアかどうか疑いを持ったら、まずはお近くの病院で精密検査を受けましょう。実際に「頚椎ヘルニアです」と診断されても、「それなら手術か!」とか「もう完治しないのね・・・」と悲観する必要はありません。発見が早ければ早いほど、治療も軽いもので済みますし、充分に完治も見込めます。

まずは、ただの肩こりや筋肉痛かと思っていたら、頚椎ヘルニアであったなどという場合、まだ症状が軽いといってよいでしょう。この場合は頚椎を機械などを用いて引っ張る「牽引」療法やマッサージ、鍼治療やストレッチなどといったリハビリテーションが主な治療法となってきます。

別項でも述べたように、神経根症状による腕のだるさや握力低下などが見られる場合は、まずはレントゲンやMRIと呼ばれる機械を用いた画像による診断が必要となってきます。この程度の症状が見られるときは、上記のようなリハビリに加え、投薬により痛みを抑える神経ブロック注射や、飛び出してしまった椎間板を削り、神経への圧迫を軽減する手術が行われる場合もあります。

頭痛や眼精疲労などの症状が見られる場合は、頚椎でも頭に近い側にヘルニアが起きています。これもまた、レントゲンやMRIを用いて最終的な判断を下すことになりますが、治療法としてはリハビリの他に注射による神経ブロック、血管の圧迫や動脈硬化も見られた場合は血管拡張剤を用いるなどがあげられます。

手のしびれや痛みだけでなく脚に力が入らず歩くことが難しくなったり、便秘や排尿困難など、複雑な症状が見られるときは脊髄が圧迫されていることが疑われます。この場合はリハビリを重点的に行い基礎体力をつけながら体のバランスを調整していきます。また、日常生活に著しい支障が見られるときには手術も選択肢に入ってきます。

頚椎が原因の症状には軽重問わず多岐に渡ります。最近ではMRIによる画像診断やレーザーを用いた手術法など医療技術の発達により、正しい診断を行うことや患者さんの負担が少ない安全な治療を行いやすくなってきています。しかしながら、やはり医師の経験にかなうものはありません。精密検査を受ける場合には評判のよい病院を選びたいものです。

こんな症状が出たら要注意!頚椎ヘルニアを疑う3つのポイント

昨日まではなんともなかったのに、朝起きたら首から腕に始まり、全身がビリビリと電気が走るようにしびれる・・・そんな症状があったら、すぐに病院へ行ってください。恐ろしい「頚椎椎間板ヘルニア」の主たる症状は、こういった「しびれ」なのです。症状が軽ければ、首を動かした時などに違和感を感じたり、チリッとしたしびれを感じる程度で済みますが、足先までしびれるとなると、これは大事です。大変に症状が広がってしまっている可能性があります。しかしながら、症状が軽いといって安心するのも禁物です。頚椎ヘルニアは進行する病気ですから、放置してしまえば、どんどんしびれの範囲は広がっていき、最終的にはどんな治療法を行っても完治が見込めないほど悪化してしまいます。

しびれ以外にも気になる症状はあります。握力が極端に低下し、物が上手につかめなくなったり、膝や足に力が入らず、歩行が困難になったりすることもあります。また、ヘルニアの発生した箇所によっては、後頭部や側頭部に頭痛を感じたり、目の奥が重く感じる鈍痛を訴える患者さんもいらっしゃいます。さらには、便秘や排尿困難といった、一見ヘルニアとは全く関係のなさそうな症状が出ることがあります。

既に述べましたが、頚椎ヘルニアは進行性の病気であり、その進行は人にもよりますが大変早い人もいます。朝は軽く違和感を感じる程度だったのに、夕方には腕がしびれてしまい、持ち上げることができなくなった、歩くこともままならなくなったなどというケースも報告されています。色々な病気にも当てはまることですが、頚椎椎間板ヘルニアの場合でもまずは「早期発見」「早期治療」が完治への最も近道であるといえるのです。

もしも、首や肩に違和感を感じたり、しびれを感じた場合は速やかにお近くの病院へいき、症状について相談してください。きちんと症状について聞いてもらい、適切な検査を行ってもらえば、いつまでも「もしや頚椎ヘルニアでは・・・」などと思い悩むこともありません。そのためにも、お近くの開業医で結構ですので「かかりつけ医」をきちんと選び、日ごろからささいな相談でも気軽に聞いてもらえるように健康チェックをしてもらうことを強くお勧めします。

まずは病気のことを知りましょう。頚椎椎間板ヘルニア基礎の基礎

頚椎椎間板ヘルニアとはいったいどういった病気なのでしょうか?症状についてご紹介する前に、まずは「頚椎」や「椎間板」などの用語についてご説明しましょう。「頚椎」とは、首の骨のことを指します。首の骨はよくご存知かとは思いますが、背骨と同じ構造をしており、「椎骨」という小さな骨がいくつも連なって形成されています。この一つ一つの小さな骨をつないでいる場所に「椎間板」と呼ばれる柔らかい部分が存在します。そして、この椎間板の中心部にある「髄核」という部分が、事故によるむち打ちであったり、長時間同じ体制を続けた後に急に姿勢を変えたことなど、人によって様々ではありますが、色々な要因で髄核を保護している「繊維輪組織」を突き破って飛び出してしまい神経を圧迫してしまうことを「椎間板ヘルニア」というのです。

「椎間板ヘルニア」で有名な場所は腰ですが、同じ状況が首で起きているものが「頚椎椎間板ヘルニア」であると思っていただいて差し支えありません。また、10歳代の若者から、高齢者まで全ての年代の方に発症する病気ですが、40代以降にその確率があがるともいわれています。

頚椎椎間板ヘルニアの症状は大きく3種類に分類することが出来ます。まずは頚椎の中心を通る神経の束である「脊髄」に起因する「脊髄症状」には、手や足のしびれや、身体全体や歩行時に力が入らないといった症状が上げられます。また、このような物理的な症状の他に、便秘や尿の出が悪いといった生理的な症状も脊髄症状に分類されます。次は頚椎から横方向に伸びる神経の根元である「神経根」から来る「神経根症状」には、首から肩をとおり、腕にかけて重さやだるさを感じたり、焼けるような痛みを感じるといった「痛み」の症状が含まれます。最後は、椎間板が変形してしまったことによる「痛み」、つまり頭痛や頚の痛みであったり、まためまいや吐き気などがカテゴライズされる「椎間板性疼痛」です。

いずれの症状にしても、軽い場合は「肩こり」や「筋肉痛」と間違いやすい症状です。また、便秘などが頚椎椎間板ヘルニアの症状に上げられるとは意外に感じられた方も少なくないのではないでしょうか。しかしながら、病状は突然に進行することもあります。もし、思い当たる節がないのにもかかわらず、しびれや痛みを感じることがあれば、我慢をせずにお近くの医師に相談することをお勧めします。単なる肩こりや筋肉痛であれば、最低でも笑い話で済むことですから・・・。

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