あの有名な運動選手を苦しめる頚椎ヘルニアの恐ろしさ

人間という生き物は、直立二足歩行という地球の重力に対して反発するような姿勢をとるようになってしまったために、ヘルニアをはじめ様々な疾患にかかりやすくなってしまったといわれています。しかしながら、ヘルニアに関しては、腹筋や背筋などバランスよく筋肉をつけ、正しい姿勢をとることを心がければ、ヘルニア発症のリスクが抑えられると考えられています。そこで、健康的に筋肉をつけるために、また、純粋に楽しみのために運動をされることも多いかと思います。しかしながら、せっかく始めたスポーツでも、その種類によってはヘルニアにかかりやすいものもありますので、注意が必要です。

まず一番注意していただきたい種目は格闘技です。柔道やレスリングといった格闘技は首を使った技も多く、頚椎に非常に大きな負荷がかかります。また、ボクシングについても首に衝撃が加わりつづけるスポーツです。したがって、頚椎ヘルニアが発生してしまう確率は大変高いといっていいでしょう。現にプロの格闘家であっても、頚椎ヘルニアを抱えてしまい、休養や最悪の場合は引退を余儀なくされてしまうこともあります。それだけリスクの高いスポーツではありますが、アマチュアで楽しんでいる限りは、正しい受身の姿勢を身につけ実践していくことが、ヘルニア回避の唯一の道であると思います。

格闘技よりももっと一般的な運動の種目として気になるものは、中高年の方を中心に、全年齢において愛好家が増えているゴルフです。ゴルフは腰のひねりが重要な動きとなっているスポーツで、それだけ腰に負担がかかってしまいますので腰椎ヘルニアがおきやすいものですが、意外と首にも負担がかかりますので、頚椎ヘルニア罹患のリスクも高いほうの部類であるといえます。その危険性は見過ごせないものですので、頚椎ヘルニアにかかってしまった患者さんから「何か運動がしたいが・・・」と相談を受けた医師が「ゴルフはやめておきましょう」と指導をする場合もあるようです。

反対に、お勧めしたいのはウォーキングやストレッチといった軽い運動や、水泳のような浮力を利用した身体にかかる負担の少ないものです。しかしながら、正しいフォームをしっかりと身につけ、きちんと守っているかぎりでは、どんなスポーツでも気軽に楽しむことは良いことです。良質な筋肉をつけ、体の基礎体力をあげて健康的な生活を送るためにも、どんどん運動をしていっていただきたいと思います。


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